秘湯隠れ湯甲斐の国 旅人は思う

散歩から帰り部屋でダラダラしているとまた仲居さん登場。
そこで俺「さっきは本館までポチ連れて行ってゴメンね、じーさんが大丈夫って言ってたからさぁ」と一応言い訳をする(笑)、実際俺は悪くないんだがな。

しかし軽くかわされ「お風呂の修理が終わりましたのでお早めにどうぞ」との事。なんだよスルーかよと思ったがカミさんほったらかしにしたの気にしてるのか？と良い方に考えたのだが風呂の説明をして帰るのかと思ったら衝撃の一言「夕飯のお時間はいかが致しますか？」と。
はぁ？じーさんが夕飯は６時～７時って言ってたからそのつもりでいたけど？と聞いたら「ハイ、ですからどれくらいに・・・」

なんだよ６時から７時の間で決めろって事をじじいは言いたかったのか？じゃあ何でその場で決めて行かないんだクソじじい！
とイラっとしながらも腹減っているので改めて「６時でお願いします、そのつもりでしたので」と努めて冷静に答える。俺大人だなぁ(笑)。

一抹の不安と多大な不満を感じながら夕飯を待つのだが、６時をそれなりに過ぎて配膳。部屋食なんですよ。
でね、その夕飯なんですが

一見普通の、いやちょっと地味か？まあごくありふれたメニューなんですが、これがだな、笑っちゃうくらい冷めてんだよ。
取り分けて器ごと冷蔵庫に入れておいたであろう冷たい煮物、いつ焼いたか分からないベタッとした川魚、それなりの時間放置されていたであろう天ぷら。
とどめは蓋の無い汁物、お吸い物のぬるい事ぬるい事。

全国制覇の旅に出ていた頃、素泊まりメインでしたが夕飯頼んだ宿もありました。
前日予約ではなく当日飛び込みで宿泊決定でも実に美味しく、ちゃんと暖かい汁物が付いた（熱々料理ってーのは実際鍋系か目の前で焼くやつ以外は無いと思う）夕飯を頂けました。
結婚してからカミさんとあちこち出かけましたがどこの宿も実に気分良く美味しい夕飯を頂けました。

値段の事言うのは野暮ですが決して安くはない宿泊費です、部屋食とは言えあまりにも冷め過ぎだろこれ。酷すぎるわ。
初めてじゃないかな？宿で夕飯食ってこんな悲しい思いしたのは。

そうそう唯一の暖かい焼き物？なんですが

危うく撮るの忘れる位存在感が無かった(笑)、何の肉だったんだろう・・・

いつもなら作り手にも感謝して完食しますが

今回は食材達のみに感謝してごちそうさまを言いたいと思います。
下げに来た仲居さんにもごちそうさまを言えなかったよ。普通聞いて来るんだけどね、「いかがでしたか？」って。
ここのスタッフ大丈夫なんか？ホスピタリティってーのをどう考えてるのか聴きたいよ。

それはさて置き、部屋にコーヒー豆とミルがあるのでせっかくだから飲みましょうかね。

続く